[研究]昨日の自分とレース!?過去の自分をアバター化した研究

Academic/Papers

マリオカートなどのレースゲームは皆さんやったことはあると思いますが、レース相手に自分自身はいたでしょうか?昨日や1ヶ月前の自分に打ち勝つ。そんな素敵なコンセプトのゲームがあったら楽しそうですね。

下記の研究ではそんな、過去の自分や未来の自分をアバターで表現し、レースするという面白いゲームを実現しています。

Race Yourselves: A Longitudinal Exploration of Self-Competition Between Past, Present, and Future Performances in a VR Exergame

学会:ACM CHI 2020

著者:Alexander Michael,ら(University of Bath, UK )

 

この研究のリサーチクエスションは

  1. ゴーストとの競争はエクササイズのパフォーマンス向上に効果的か?
  2. マルチゴーストの影響は心理的にどのような影響を及ぼすか?
  3. マルチゴーストの競争は、非競争的なゲームプレイと比べてどのようなものか?

というものでした。

過去のプレイヤーの記録から過去の自分のアバターを生成したり、プレイヤーの成長度合いから予測モデルを作り、それをもとに未来のアバターを生成して、レースゲーム上に表現します。レースはHIIT形式で行われ、プレイヤーはヘッドマウントディスプレイかぶってエアロバイクを漕ぐ形で現在の自分のアバターを操作できます。

結果として、

  • ゴーストとの競争は効果的であること。
  • ゴーストとの競争で、内的動機付けやフロー状態などを改善され、モチベーション向上し集中しやすくなる。
  • ゴーストとの競争は、他人との競争を避けつつ、非競争的な環境よりも興奮できる環境を提供できる。

としています。

他人との競争が練習において効果的かどうか、はその人の性格に依存するようで、人によってあまり効果的でない場合もあるようです。こうした人に対して、他人との競争環境を避けつつも、自分との競争環境によって刺激的にエクササイズできることは大きなメリットと言えるでしょう。

これからどんな人・性格でも刺激的で楽しく集中して練習・エクササイズに取り込めるような時代が来るかもしれません。

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